実家の電気・ガス・水道はいつ止める?解約前の確認順

公開: |運営: ubusuna works

この記事の結論

実家の電気・ガス・水道は、空き家になった日にまとめて止めるのではなく、最後に使う作業から逆算します。電気は照明・家電確認・清掃、ガスは給湯・ガス機器確認、水道はトイレ・手洗い・清掃が終わる日を確認し、契約中の各事業者へ停止日、立会い、最終請求を申し込みます。当面保有する家は、防犯設備、給湯器、井戸ポンプ、凍結対策などに必要な契約を確認してから判断してください。

誰向けか: 親の退去や相続で実家が空き家になり、電気・ガス・水道をいつ、どの順番で止めるか迷っている方

  1. 査定・片付け・清掃・工事で電気、ガス、水道を最後に使う日を分けて確認する
  2. 契約先、お客さま番号、名義、停止希望日、最終請求先を一枚にまとめる
  3. 防犯設備、給湯器、井戸ポンプ、浄化槽、凍結対策への影響を確認する
  4. 売却・解体・当面保有の予定に合わせ、立会いと再開手続きも確認する

親が施設へ移ったり、相続した実家に誰も住まなくなったりすると、使っていない電気・ガス・水道の料金が気になります。ただ、三つを同じ日に止めると、片付け中に照明が使えない、搬出後に床を水拭きできない、給湯器や残す家電の動作を確認できないといった問題が起こります。

先に決めるのは「空き家になった日」ではなく、その設備を最後に使う作業日です。電気・ガス・水道ごとに最終使用日を分け、契約中の事業者へ停止日と手続き方法を確認します。

まず、これから家に入る人と作業を確認する

家族だけで日程を決めず、不動産会社、片付け業者、清掃会社、解体業者にも、現地で何を使うか確認します。

これから行うこと電気ガス水道
書類・家財の確認照明、充電、家電の動作確認通常は不要。給湯や暖房を使うなら確認トイレ、手洗い
家財の搬出照明、掃除機、工具通常は不要トイレ、手洗い
簡易清掃照明、掃除機お湯を使う場合のみ水拭き、排水、トイレ
査定・内見照明、設備確認ガス機器を確認するなら必要通水、設備確認
修繕・解体工事会社へ確認閉栓・配管処理を事業者と工事会社へ確認工事会社へ確認
当面保有防犯・見守り・ポンプ等を確認給湯等を使わないなら停止を検討通水や凍結対策を管理者へ確認

「片付けが終わったら全部停止」と一括りにせず、最後の内見、鍵の引渡し、工事着手まで並べると、必要な契約を早く止める失敗を避けやすくなります。

解約前にそろえる情報

請求書や検針票、口座・カードの明細、事業者から届いたメールを確認し、次の項目を一枚にまとめます。

  • 住所と契約名義
  • 電気・ガス・水道それぞれの契約先
  • お客さま番号、供給地点特定番号など手続きに必要な番号
  • 最後に使う日と、停止を希望する日
  • 停止作業の立会いができる人
  • 最終請求の送付先と支払方法
  • 連絡した日、窓口、受付番号、回答内容

契約者が亡くなっている、番号が見つからない、請求先だけを変えたいなど、通常のWeb手続きに当てはまらない場合は、分かる情報をそろえて契約先へ連絡します。名義変更と使用停止は同じ手続きとは限りません。

電気は、照明と設備確認が終わった後に止める

電気を止める前に、次の作業が終わっているか確認します。

  • 暗い部屋、物置、屋根裏、床下の確認
  • 冷蔵庫・冷凍庫の中身の搬出と乾燥
  • パソコン、録画機器、デジタル家電のデータ確認
  • 残すエアコン、給湯器、インターホンなどの動作確認
  • 掃除機や電動工具を使う片付け・清掃
  • 不動産会社や工事会社による設備確認

東京電力エナジーパートナーは、引越しに伴う停止手続きの窓口は契約中の小売電気事業者であると案内しています。地域の送配電会社へ連絡するのではなく、請求書などで現在の契約先を確認してください。

当面空き家として保有する場合は、防犯カメラ、ホームセキュリティ、火災警報器の連動機器、浄化槽の送風機、井戸ポンプ、排水ポンプなどに電気が必要か確認します。主幹ブレーカーを落とすか、一部回路を残すかは、設備の管理会社や電気工事業者へ確認してください。

ガスは、給湯とガス機器の確認が終われば先に止められる

ガスを使う予定がなく、給湯・調理・暖房やガス機器の確認も終わっているなら、電気や水道より先に停止できることがあります。停止前に次を確認します。

  • 清掃でお湯を使う予定がないか
  • 残す給湯器やガスコンロの確認が終わったか
  • ガスメーターまで作業員が入れるか
  • 警報器などのリース品がないか
  • 解体する場合、敷地内のガス管をどう処理するか

東京ガスは、オートロックなどで作業員がメーターへ入れない場合や、リース契約の警報器がある場合は、停止作業の立会いを求めています。条件は事業者や建物によって違うため、申込み時に立会いの要否を確認してください。

解体では、メーターを閉じるだけで敷地内の配管処理まで終わるとは限りません。解体日と建物の所在地を伝え、契約中のガス会社と解体業者のどちらが、いつ何を行うかを確認します。

水道は、搬出後の清掃とトイレ利用が終わった後に止める

水道は、家具を運び出した後の水拭き、手洗い、トイレ、屋外清掃で使います。作業員が入る最終日まで必要かを確認してください。

東京都水道局は、長期間留守にする場合も使用中止の対象とし、中止届がなければ使用しなくても基本料金がかかると案内しています。一方、清掃や内装工事で一時的に使用する場合は、開始申込みと中止届が必要です。申込期限や料金の扱いは自治体・水道事業者によって異なるため、実家の所在地を管轄する窓口で確認します。

冬に凍結する地域では、停止手続きだけで配管の水抜きが完了するとは限りません。水抜き、止水栓、給湯器、トイレ、屋外配管の処置を、設備業者や空き家管理の担当者へ確認してください。井戸や浄化槽がある家は、電気の停止とも関係するため、設備名と管理会社を先に特定します。

売却・解体・保有で止める基準を変える

家の予定停止日を決める基準先に確認する相手
売却する内見、設備確認、残置物搬出、引渡しのうち最後に使う日不動産会社、買主、契約中の事業者
解体する搬出・清掃の最終日と、工事会社が必要とする日解体業者、電気・ガス・水道の各事業者
当面保有する見回り、防犯、通水、凍結防止に必要な設備空き家管理会社、設備管理会社、保険会社
修繕して貸す調査・工事・清掃・入居準備で最後に使う日工事会社、管理会社、各事業者

売却では、買主へ自動で契約が引き継がれると考えず、自分の契約をいつ終えるか確認します。解体では、着工前に電線・ガス管・水道メーター等の扱いを工事会社と各事業者でそろえます。解体業者の選び方も、発注前に確認してください。

当面保有する場合は、ライフラインを残すことと家を安全に管理できることを分けて考えます。火災保険も空き家になった事実を契約先へ伝え、空き家になった実家の火災保険の確認順に沿って、設備の停止が補償や管理条件に影響しないか確認します。

停止日を決めるための7日程

カレンダーに次の日を並べると、申込み時に説明しやすくなります。

  1. 家族が現地で書類・家財を確認する最終日
  2. 買取・搬出・片付けの作業日
  3. 簡易清掃の完了日
  4. 査定・内見・設備確認の最終日
  5. 修繕または解体の着手日
  6. 売却代金の決済・鍵の引渡し日
  7. 電気・ガス・水道それぞれの停止希望日

まだ売却方法が決まっていない場合は、家財を全部捨てる前に実家を売る前に片付ける範囲を確認してください。実家じまい全体の日程は実家じまいの8つの手順と同じ表で管理すると、契約停止だけが先行しにくくなります。

申込み時に確認すること

電気・ガス・水道の各窓口で、次を確認して記録します。

  1. この住所・名義の契約を停止する窓口で合っているか
  2. 希望日に停止するための申込期限はいつか
  3. 当日は何時まで使用できるか
  4. 立会い、鍵、メーターまでの入室が必要か
  5. 最終の検針と料金精算はどうなるか
  6. 払い過ぎや預り金がある場合の返金方法は何か
  7. 再開する場合の申込みと立会いはどうなるか
  8. 受付番号や完了を確認できるメール・書面はあるか

申込期限や当日の扱いは事業者ごとに違います。東京電力エナジーパートナー、東京ガス、東京都水道局の案内は手続きの例として参照し、実際には契約先・管轄水道事業者の最新案内を確認してください。

よくある質問

誰も住まないなら、電気・ガス・水道をすぐ止めてもよいですか?

片付け、清掃、内見、工事で使う可能性があります。三つを同時に止めず、それぞれを最後に使う日と、残す設備への影響を確認してから停止日を決めてください。

電気は残して、ガスだけ先に止めてもよいですか?

給湯・調理・暖房やガス機器の確認が終わり、停止作業の条件を確認できていれば、ガスを先に止められる場合があります。警報器のリースや解体時の配管処理も申込み先へ伝えてください。

水道を止めれば、凍結や漏水の心配はなくなりますか?

使用中止の手続きと、建物内配管の水抜き・止水は別の場合があります。寒冷地の凍結対策や給湯器の処置は、設備業者・管理担当者へ個別に確認してください。

契約先が分かりません

請求書、検針票、通帳・カードの明細、メール、家の分電盤・メーター周辺の表示を確認します。電気の送配電会社と小売契約先は同じとは限らないため、停止申込みは現在契約している小売電気事業者へ行います。

出典

この記事は、実家じまいでライフラインを停止する順序を整理したものです。停止日、料金、立会い、設備の処置は、契約中の各事業者、管轄の水道事業者、工事会社へ個別にご確認ください。

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